■学校一般情報■
フライブルク音楽大学は、1946年に国際的に著名なフルート奏者、グスタフ・シェックによって創立。1964年には、ドイツの音楽教育機関として、他校に先駆けて「ニュー・ミュージック研究所」を設置するなど、革新的な校風で知られています。キャンパス内も、近代的な電子スタジオを設置。学生は様々な電子音楽機器に直に接し、最新機材に触れながら学ぶことができます。その他の施設には、舞台音楽研究所、古楽演奏研究所、音楽家のための医療研究所などがあります。創立以来、同校ではたくさんの才能豊かな音楽学生を世界中から迎え、育成しています。卒業生の多くが、国際的にも著名な音楽家や教師となり、音楽業界の第一線で活躍中。卒業生には、ベルント・グレムザー(ピアノ)、樫本大進(ヴァイオリン)、タベア・ツィンマーマン(ヴィオラ)、ラヘル・ハルニッシュ(声楽)、ヴォルフガング・リーム(作曲)、ヒルデガルド・ベーレンス(声楽)、フリッツ・ヴンダリッヒ(声楽)などがいます。現在、在籍する550名の学生のうち半数は留学生で構成されています。国際色の豊かさは大学のプログラムにも反映され、オデッサ音楽院(ウクライナ)、イーストマン音楽学校(アメリカ)、ショパン音楽大学(ポーランド)、京都市立芸術大学、シドニー音楽院などと提携プログラムを行っています。講師数は約200名が在籍し、きめ細かい指導を行っています。教育プログラムは、演奏(器楽、声楽、古楽器)、指揮、作曲、音楽教育学、教会音楽などにおいて、学士の学位取得コースを提供。また、学士コースの専攻に加え、映画音楽、音楽理論、リトミックなどにおいて、修士を取得することができます。ディプロマや修了証明書といった資格取得コースも細かく設定していますので、ご自分に合ったコースを選べるのが魅力です。
交響楽団、合唱団、室内弦楽団、ニュー・ミュージック、打楽器、オペラなど、プロに近いレベルのアンサンブル活動が盛んで、年間450以上のコンサート、オペラ、リサイタルなどを開催。その数の多さと内容の濃さでは、バーデン地方最大のコンサート主催者として定評があります。