■学校一般情報■
オランダの古都、ユトレヒトに位置するユトレヒト音楽院は、ヨーロッパでも屈指のユトレヒト芸術大学に所属する音楽院です。ローマ時代、中世、そして現代と、長い歴史に育まれたユトレヒト。ヨーロッパの各主要都市でもあるパリ、ベルリン、ロンドンからわずか数時間の好立地。そのため、古くから、オランダ独自の文化だけでなく、諸外国の文化や芸術が盛んに交流する町としても知られています。市内では、ブルース・フェスティバルや、映画祭、また10日間にも渡る古典音楽祭などを毎年開催。芸術や文化に携わる多くの人々が集うだけでなく、多くの市民がクリエイティブ関係の仕事をしています。同校には約120名の講師が在籍。アスディス・ヴァルディマルスドッティル(ヴィオラ)、マタイン・ヴィンク(チェロ)、キリジン・ファン・レグテレン・アルテナ(コントラバス)、パオロ・ジャコメッティ(ピアノ)、マルテイン・ファン・デン・フーク(ピアノ)、オットー・タウスク(指揮)、シーベ・ヘンストラ(チェンバロ)などがいます。
ユトレヒト芸術大学は、どのコースにおいても英語とオランダ語の両方で授業を行っています。とくに音楽院では英語が主要言語と定められていますので、入学には英語のテストであるTOEFLやIELTSの点数を提出する必要があります。教育プログラムは、クラシック、古楽、ジャズ&ポップスでBMus学位の取得コースを提供。また世界的にもたいへん珍しい、カリヨン(教会鐘楼)の専攻では、BMus(学士)、MMus(修士)両方の学位が取得可能です。その他、MMus取得可能な大学院課程には、演奏(アンサンブル、オーケストラ、ソロ、ピアノまたはチェンバロ伴奏)、ジャズ&ポップス、指揮、音楽芸術教育、作曲、教会音楽、サウンド・デザイン、オペラ、音楽ビジネスといった専攻があります。
現在、大学全体で約3,800名以上の学生が在籍しています。エラスムスなどの交換留学プログラムも用意され、留学生が全体の約20パーセント以上を占めています。そのため留学生へのケアが非常に充実。安心して勉学に集中することができるでしょう。