■学校一般情報■
チェゼーナの街の中央に建つチェゼーナ音楽院は1970年に創立。地域とのつながりを大切にしながら音楽教育を発展・充実させ、確実にその音楽活動の幅を広げています。ここ数年では音楽スタジオのリニューアル等、施設を充実させると共に、音楽教育法の新しい現実を意識しながら教育を見直す等、音楽分野において様々なプラス要因を生んでいます。付属図書館は音楽や音楽学関連の書籍を約5000冊所有、学生、教師、リサーチャーにも大いに利用されています。成人向けコースとして、レベルⅠが最近開講されました。レベルⅡ(大学院レベル)は、他の音楽院もしくは教育機関にて音楽関連のレベルIのディプロマ(大学レベル)保有者向けです。その他に学習期間1年のコースもあり、アコーディオンとケルティックハープ、バロック音楽、スズキメソードの3コースがあります。マスタークラスやセミナーも不定期で開催されます。
積極的に音楽活動に携わっており、L’Accademia dei belle arti di Bologna(ボローニャ芸術アカデミー)と共同、チェゼーナの公的機関(Assessorato alla cultura del comune di Cesena La fondazione della Cassa di Risparmio di Cesena )の協賛を得て、地元のボンチ劇場でオペラを上演、他にも18世紀イタリア作曲家をテーマに国内会議の主催を始めとした、オーケストラ及び室内楽関連の音楽活動を実施して来ました。このような国内での実績を基に国際的な風も取り入れ、2009年にはマンハイム音楽院(ドイツ)と共同し、客員講師を招いてのマスタークラスを開催。地元で愛されながら、音楽活動の幅を広げる同校は、まさにチェゼーナの「街・音楽・音楽教育」の中心として活動しています。