■学校一般情報■
イタリア北西部の港町ラ・スペツィアにあるラ・スペツィア音楽院は、専攻学部も多く、修学期間が最小3年間から最大10年間の普通コースより、成人向けコースであるレベルI(大学レベル、3年間)やレベルII(大学院レベル、2年間)まで様々な年齢層やレベルに対応しています。学内には図書館、ITラボ、コンサートホール「プッチーニ」などの施設も充実。学内のプッチーニ・ホールではコンサート活動が盛んで、子供クラス、普通コース、レベルI、レベルIIなど、学生のレベル毎の区切りで開催され、、レベルI&IIはソロコンサートの機会が多く提供されています。毎年イタリア文化省が開催する「文化週間」での音楽活動や、市内の劇場で姉妹都市バイロイトの音楽院と共同開催されるコンサートなど、優秀な学生が学生時代から聴衆を前に演奏する機会が数多く設けられています。臨時で開講されるセミナーは参加人数に制限のあるものもありますが、音楽院の生徒は優先して受付され、無料で受講出来ます(音楽院外からの参加者は受講費25€、2009年5月現在)。過去に開催されたセミナーの例としては、ルネッサンス及びバロック音楽(対象楽器・オルガン及びチェンバロ)等があります。マスタークラスも開講しており、不定期にプログラムが組まれ、参加者が募集されます。年度によって内容が変わりますが、2008年にはピアノ、ファゴット、ジャズ、カルテットをテーマに授業を開催。特にカルテットのマスタークラス「カルテット・ディ・フィエーゾレ」は、終了日(3日目)の夕方より、音楽院のコンサートホールで7曲を演奏、授業で得た技術や知識をすぐに披露する機会にも恵まれるなど、マスタークラスならではのオリジナル度の高い内容が好評です。