現地に到着してからの生活

現地に到着してからの生活
受験にも合格し、あこがれの海外生活! 海外でのコンサートや一流オーケストラの演奏を聞いたり、日本とは違う町並みを楽しんだりなど、留学生活はわくわくすることでいっぱいです。でもその前に! 現地到着前、到着後に必ずやらなくてはいけないことを総チェック!

1 現地到着前にしておくこと
●役所手続き。海外への住民票移動届、年金や市民税、健康保険など現在住民票のある役所で手続きをしましょう。年金は海外滞在中でも支払いを継続することができます。
●資金面の準備。日本で国際キャッシュカード(都市銀などで発行)を作成しておくと、日本の口座から現地通貨の引き出しができて大変便利です。
●関係者へのご挨拶。ご家族やお友達のサポートがあってこその留学。周りの方へのご挨拶は忘れずに。

2 到着後にすべきこと ●ご家族への連絡。到着後、すぐにご家族へご連絡してください。無事に到着しているか、自分が思っているよりも家族は心配しています。
●在留届。3ヶ月以上、海外へ滞在する方は、滞在国の日本大使館(領事館)に在留届を提出します。何かあったときの安否確認のためにも、現地到着後、速やかに郵送またはファクスなどで在留届を提出しましょう。
●海外の役所手続き。滞在する国によって異なりますが、とくにヨーロッパへご留学の方は、住民登録や滞在許可申請など、現地でも役所関係の手続きをしなく てはいけません。外国人局、移民局など呼び方はさまざまですが、現地の役所や警察に行くことになります。どこの国でも同じですが、手続き自体は書類さえそ ろっていれば難しくありません。ただし非常に長時間待たされる、対応がぶっきらぼう、そして、外国語での対応ということは心しておきましょう。到着後3日 以内、8日以内など現地に到着してから、登録までの期間が定められている国もありますので、学校が始まる少し前の入国がおすすめです。海外においては、あ なたは〈外国人〉です。初めての関門ですが、手続きを忘れると不法滞在となりますので充分気をつけて手続きしましょう。
●お部屋探し。生活の基盤である住まい。今後の滞在を安全で気持ちよく過ごすために、また、必要もない引っ越しを何度もしないように不動産探しは慎重にお こないましょう。候補が決まれば、実際に朝と夜に自分の目で確かめて、周囲の雰囲気や音出し可能かなど確認しましょう。またアパート賃貸契約には契約書を 読めるだけの語学力も必要です。語学が不安な方は、通訳を手配するなど損をしないような対策を取っておきましょう。
●ピアノレンタル、購入。練習環境の確保はとても重要な問題。ピアノは現地でレンタルや購入ができます。に本からの輸送も可能ですが、時間や金銭面、輸送 中の楽器の損傷、音質変化などの心配があるので、現地調達をしたほうが無難でしょう。ちょうど留学を終えて帰国する人がいれば、その方々から譲り受けるこ とも可能です。

次項は、音楽留学の総集編。実際の体験者の声と、留学に本当に必要なものは? についてご紹介します。
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