■学校一般情報■
マンハイム音楽大学の歴史は古く、前身の音楽学校が、一般学生にレッスンの提供を始めた1756年までさかのぼります。その後、1776年に開催されたドイツ初の音楽学・音楽芸術公開講座によって、音楽教育機関のトップレベルに達し、1971年に国立大学として認められました。このように、世界的に注目される音楽大学へと成長を遂げた同大学は、後に設立された多くの音楽院や音楽大学に影響を与えています。教育プログラムは、クラシックでは、器楽(管楽器、弦楽器、打楽器、ピアノ)、声楽(コンサート・歌曲、オペラ)、指揮(オーケストラ、合唱)、作曲、音楽理論、音楽教育学などの専攻があります。ジャズ・ポピュラー音楽では、ヴォーカル、ピアノ、ギター、ウッドベース、エレキベース、サックス、パーカッション、ドラムス、トロンボーン、トランペット、ヴィブラフォーン、作曲・アレンジなどの専攻が可能です。ジャズ・ポピュラー音楽は2006年冬学期から、クラシックは2009年冬学期から、従来のディプロマ・コースに変わって学位取得コースを提供。学士や修士の学位を取得できるようになりました。補足コースでは、ソリスト、室内楽、歌曲、コレペティションなどの分野で、更なる専門知識を学べます。また、音楽学と音楽教育学においては、博士取得コースも提供しています。
キャンパスでは年間約500以上ものコンサートや文化的イベントを開催。さらに、地域の4大プロオーケストラと共同で「オーケストラ・アカデミー・ライン・ネッカー」をスタートさせ、その活動と地域への文化的貢献が注目を浴びています。ARDコンクールなどの著名な国際コンクールでの優勝や、ベルリンフィルなど一流オーケストラの重要ポストへの抜擢、バイロイト音楽祭などの大舞台で声楽ソリストとして出演するなど、これまで同校の学生や卒業生からは、多くの受賞者やプロの音楽家が誕生しています。
また、同校では留学生のためにドイツ語コースを提供しています。文法や文書作成能力はもちろん、自由に発言したり、授業をリードしたり出来る会話力、そしてリスニング・スキルや発音など、総合的に学習。レベルも初級と中級があり、それぞれレッスンは80ユニット。1レッスンは45分です。