■学校一般情報■
古都フリブールは、大自然の中にある、絵のように美しい中世の町並み。公用語はフランス語ですが、町にはドイツ語や英語も飛び交います。1904年、フリブール音楽院の前身となる音楽学校が創立。ヴァイオリニストのエドゥアール・ファーヴルとベルギーの音楽家シャルル・デルグーフルによって生まれました。1912-13年に私立の音楽学校と統合し、フリブール音楽アカデミーとなり、1978-79年にフリブール音楽院として認められました。2006-07年には校舎を新築。23の練習スタジオ、2つの音楽ホール、視聴覚ホール、図書館、カフェテリアなど、快適な環境で音楽を学ぶことができるようになりました。現在、3-4歳の幼児からプロを目指す学生まで、幅広く受け入れ、指導しています。
コースは、子供が音楽に初めて触れる入門課程、基礎を学ぶ第一課程と第二課程がそれぞれ最大3年間、そして最大4年間の最終課程の4つ。最終課程では、アマチュア音楽家の最高レベルである修了証明書、または、プロの音楽家を目指し高等音楽院へ進むための音楽修了証明書のどちらかを取得することができます。演奏実技専攻には、声楽、管楽器、弦楽器、鍵盤楽器、打楽器、合唱指揮、吹奏楽指揮があります。ジャズは、ヴォーカル、ピアノ、管楽器、ウッドベース、ギター、ベース、キーボード、ドラムスです。楽曲分析、初見演奏、音楽史、聴音、音楽理論、合唱指揮、音楽入門(子供)、ジャズ理論(視聴、比較、アプリケーション、即興)はグループでの講義となります。
実践経験を積むことのできるアンサンブルは、オーケストラ、合唱、ビッグバンドなど。また、ジャズ・アトリエ活動は、アンサンブルの基礎から丁寧に、そして段階的に、即興訓練、作曲、アレンジメントなど実践学習します。
1966年に設立された同校のオーケストラは、学生で構成され、交響曲、協奏曲、オペラ、映画音楽などバラエティーに富んだ楽曲を演奏しています。クリスマス・コンサートなど公演が地域の人々に好評です。