■学校一般情報■
ボルツァーノ音楽院は、前身の音楽教育機関が1854年に創立された、歴史ある音楽院です。その後も優れた音楽院の一つとして研鑽を重ね、1950年には質の高い音楽教育を行う音楽院として国際的な知名度も確立。また、1999年にはイタリアの大学レベルの位置付けとなり、現在も国際的に活躍出来る音楽家を輩出すべく、音楽教育に重点をおいています。それだけに、図書館やコンサートホールなど施設も充実。図書館は個人寄贈などによりコレクションが拡大しており、またオーディオシステムやパソコンも完備するなど、現代のニーズにも対応しております。コンサートホール“ミケランジェロ”では、ハイドン・オーケストラとの共演などが開催される事もあり、音楽院の生徒のみならず、ボルツァーノの街にとっても音楽活動の中心地的な存在とされ、愛されています。大学レベル(レベルI)及び大学院レベル(レベルII)のコース(修学期間各3年、2年)ではピアノ・ヴァイオリン・フルート等の楽器別専攻をはじめ、声楽や打楽器も専攻可能で、修了の際にはディプロマが発行されます。また、マスタークラスに弦楽カルテットのコースがあるのが特長です。カルテットが専攻可能なコースは他ではあまりないため人気があり、古典派、ロマン派、近代音楽、現代音楽の4ジャンルを学ぶ事が出来ます。1年間の修学期間で、プロの演奏家としてはもちろん、劇場・メディア・芸術コンサルタントを含む、あらゆる場所で通用するカルテットメンバーを育成。このコースで選択出来る科目は、カルテット史、カルテット分析-作曲と音楽学、カルテット演習など、専門性が高い内容となっており、カルテットをより深く、豊かに学べます。