■学校一般情報■
ベルリン芸術大学音楽学部は、1896年設立の音楽アカデミーを起源に持つ、歴史ある音楽教育機関です。1920年代には新しい教育を提供する大学として、他大学をリードする存在へと成長。1975年のベルリン2大芸術・音楽大学の合併で州立芸術大学音楽学部となり、その後、ベルリン芸術大学に改名。ヨーロッパで最大級の規模と、豊富な専門コース、最も古い伝統を誇るドイツ国立(州立)の一流総合芸術大学として、その名を轟かせています。2011年夏学期には、ワールドスタンダードに合わせ、教育プログラムを従来のディプロマ制から新しい学位制度に変更。これにより、学士・修士の資格取得が可能となり、ますます学生の注目を集めています。教育プログラムでは、器楽、声楽&オペラ、指揮、作曲、教会音楽、サウンドエンジニアリング、ジャズ、音楽教育学、古楽などで、学士またはディプロマ(大学レベル)の取得コースを提供。さらに修士コースは、器楽(ソロ、オーケストラ)、声楽、ピアノ室内楽/歌曲伴奏、室内楽、音楽療法、ジャズ、ジャズ教育、サウンドスタディなど、よりプロフェッショナルな分野ばかり。また、音楽学/音楽教育学および合唱指揮で修士の学位取得コースを提供。その他、ハイレベルな演奏家を目指すコンツェルトエグザムや、教育関連コースなど、多彩なプログラムが揃います。その他にも、他大学や教育機関との協力による特別プログラムを用意。例えば、サウンドエンジニアリングはベルリン工科大学と、ジャズはハンス・アイスラー音楽大学と提携するなど、積極的な交流を行っています。
そして、年間500以上にのぼるコンサートや演劇舞台は、毎日のようにキャンパス内外で開催され、学生達の実力を磨く場となっています。そんな魅力たっぷりのベルリン芸術大学には、留学生が約800名も在籍し、全学生数の約20%に及んでいます。交換留学も盛んに行われ、このような背景から、留学生ケアは行き届いていますので、安心して音楽教育を受けることができるでしょう。
*ジャズ科につきましては、ベルリン芸術大学とハンス・アイスラー音楽大学のジャズ部門が統合された学校「ジャズ・インスティテュート」での学習となります。