■学校一般情報■
ヴュルツブルク音楽大学は、ドイツ・ロマンティック街道起点の都市ヴュルツブルクにある音楽大学です。1797年に設立され、1921年からバイエルン州立音楽院となり、1973年より現在の名称となりました。現在、約600名の才能ある学生が在籍。うち約30名がEUから、約140名がEU以外の諸外国からの留学生という、国際色豊かな環境です。クラシック、バロック、オペラ、ジャズ、ミュージカル、コンテンポラリーなど、幅広い分野において授業を提供。クラシックの伝統だけでなく、近代的な教育プログラムで実績があります。講師陣には、クリスティアン・エルスナー(声楽)、ベルント・グレムザー(ピアノ)、ジルケ・トーラ・マティース(ピアノ)、コンラート・フォン・デア・ゴルツ(ヴァイオリン)、オルフェオ・マンドッツィ(ヴィオラ)などがいます。日本人講師では、天沼裕子(指揮)、芥川直子(チェンバロ)をはじめ数名が在籍しています。2010年冬学期からは、従来のディプロマコースを改め、学士取得コースを新たにスタート。BA演奏コースでは、アコーディオン、古楽、指揮、声楽、ギター、ジャズ、教会音楽、ピアノ、作曲、音楽理論、オーケストラ器楽、オルガンの専攻が可能です。またBA教育コースには、アコーディオン、古楽、音楽教育学(小学校)、声楽、ギター、ジャズ、ピアノ、オーケストラ器楽、オルガンがあります。現在、トレーニングクラス(演奏、教育)、マスタークラス、教会音楽の専攻を提供している大学院課程も、2011年冬学期からはMA(修士)取得コースを開始予定。さらに、音楽学、音楽教育学、音楽理論において、博士コースがあります。
施設には、45,000以上の楽譜、14,000以上の蔵書、 9,500の音源や視聴覚資料を保管した大学図書館、現代のマルチメディアに対応できる音楽ソフトウェア搭載のコンピュータールーム、電子音楽スタジオ、レコーディングスタジオなどを完備。また、大小5つのコンサートホールでは、オーケストラ、合唱、室内楽、バロック、オペラ、ニューミュージック、ジャズなどのアンサンブル活動が盛んに行なわれ、学生達は実践経験を積んでいます。