■学校一般情報■
ドイツ・ワイマールは、世界的に有名な芸術家たちと、深いつながりのある街です。音楽家ではバッハやリスト、文化人ではゲーテやシラー、ニーチェ、バウハウスに在籍した芸術家など、多くの偉人がこの街に生きていました。そんな文化的都市に位置する、ワイマール・フランツリスト音楽大学は、長い歴史と伝統を誇る、一流大学のひとつです。その歴史は、19世紀までさかのぼります。1835年にフランツ・リストが、ワイマールに時代に先駆けた音楽学校の建設を計画。リストの意志を継いだ弟子によって、1872年にリストの名を冠した音楽大学が創立しました。現在、ワイマールの芸術的・歴史的に重要な建築物をリモデルした4つの校舎を利用しています。フランツ・リスト国際ピアノコンクールなど3つのコンペティションを主催し、1958年以来マスタークラスを毎年夏に開催するなど、実力ある若手育成に余念がありません。また、ヨーロッパ内でも特に優秀でバラエティーに富んだアーティスト講師集めています。重厚なクラシック音楽から最新の電子音楽技術まで、レベル高く幅広く学ぶ事ができます。このように同校では、あらゆる方向から音楽を学ぶ教育プログラムやカリキュラムの提供を重視しています。器楽演奏(弦楽器、管楽器、ハープ、ギター、リコーダー、ピアノ、チェンバロ、オルガン、アコーディオン、打楽器)、作曲、指揮、ジャズ(ドラムス、エレキ&ウッドベース、ヴォーカル、ギター、キーボード、トロンボーン、トランペット、サックス)、音楽教育学、教会音楽、音楽学、コレペティション、アートマネジメントなど、多種多様な分野においての学位・ディプロマ取得コースが魅力です。交響楽団、合唱隊、ジャズ・オーケストラ、室内楽団、室内合唱団、オペラ、古典音楽、現代音楽などのアンサンブルも積極的に活動しています。
同校のマスタークラスは、毎年著名な音楽家や教育家を招いています。第54回を迎える2013年のゲスト講師は、ベルリン・ラウテン・カンパニー(オペラ)、ロジャー・ボボ(チューバ)、フロイディス・リー・ヴェクレ(ホルン)、ミケーレ·カンパネッラ(ピアノ)、ユラ·マルグリス(ピアノ)、ヨス・ファン・インマゼール(古楽鍵盤楽器)、ミドリ · ザイラー(バロックバイオリン)、ウォルフガング· エマニュエル · シュミット (チェロ)、五嶋みどり(バイオリン)などです。