■学校一般情報■
ランスで8番目に大きな南フランスの都市モンペリエ。地中海に面していることから、貿易や商業が古くから盛んです。市内には、中世の面影が多く残る路地や大聖堂、ノストラダムスが通っていたヨーロッパ最古の医学部を有するモンペリエ大学があります。現在もこの大学には世界各国からの留学生が数多く所属していますので、留学生向けの情報が多く、日本人学生も安心して生活することができるでしょう。また、音楽院のすぐ近くには、18世紀から続く職人手作りの弦楽器と弓の工房が立ち並び、世界的な音楽家に愛されています。モンペリエ地方音楽院は、1886年の創立。1987年に国立地方音楽院(CNR)、2006年に同(CRR)となりました。モンペリエ市と同校が一丸となってプロジェクトを組んでいるのが特徴です。教育活動の熱心さや評判の良さから、学生数は年々増加。現在、音楽部門には地域児童含め約1,200名の学生と約80名の講師が在籍しています。伝統的な芸術訓練だけでなく、現代の感覚もミックスした授業がモットー。若い音楽家である学生達が、音楽に親しみ、深く理解し、専門技術を磨き、多くの人に音楽のよろこびを伝えることの楽しさを学べるのが魅力です。専攻可能な楽器や講義科目は、ピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラ、コントラバス、フルート、オーボエ、クラリネット、サックス、トランペット、トロンボーン、チューバ、声楽、打楽器、指揮、エクリチュール、楽曲分析、作曲、フォルマシオン・ミュジカルなど約41科目。学生が参加する年間の公開イベントは190を超え、モンペリエ市外でも頻繁に演奏会を実施しています。また同校の学生は、オペラ、交響楽、室内楽など100 を超えるコンサートが行われる、夏のラジオフランス・モンペリエ・フェスティバルに参加し、実践の場で活躍しています。