■学校一般情報■
バーゼル音楽大学は、1867年にスイスのバーゼル市に設立された音楽学校が前身。この学校が大きく発展し、1905年にスイス・ドイツ語圏内で初めての音楽大学として認定されました。ヨーロッパで最も卒業の難しい音楽大学・大学院としても有名で、その名をとどろかせています。現在、欧州有数の音楽教育・訓練機関として知られ、音楽や文化教養の徹底した教育プログラムが、世界でも高い評価を得ています。知性と芸術性を兼ね備えた音楽家を目指す方には、ぜひトライしてほしい音楽大学です。学士課程では、演奏/実技とリトミックの2分野があります。演奏/実技専攻は、クラシック(弦楽器、管楽器、鍵盤楽器、声楽、打楽器)、ジャズ(弦楽器、管楽器、ギター、エレキベース、ピアノ、ヴォーカル、パーカッション、ヴィブラフォーン)、作曲&音楽理論、音楽教育学(クラシック、ジャズ)、電子スタジオ、オーディオ・デザインです。
修士課程の専攻は、演奏(器楽、声楽)、専門演奏(ソリスト、歌曲、オペラ、室内楽&アンサンブル、即興、作曲&音楽理論、コンテンポラリー)、音楽教育学、作曲&音楽理論です。その後の継続課程では、上級資格(修士、ディプロマ、修了証明書)を取得することもできます。
バーゼルの町の中心部に位置しているキャンパスでは、多数の音楽関係のイベントを開催。地域に豊かな音楽文化を提供しています。学生達は、室内楽、合唱隊、オーケストラ、現代音楽アンサンブルなどの音楽グループで、積極的に活動しています。学内オーケストラのゲスト指揮者には、シルヴァン・カンブルラン、エトヴェシュ・ペーテル、ウラジミール・フェドセーエフ、ハインツ・ホリガー、ルッツ・ケーラー、マルコ・レトニャ、ジョナサン・ノット、クイシュトフ・ペンデレツキ、ヤン・シュルツなど、ヨーロッパの個性ある実力派を招いて協演。学生の能力と感性を刺激しています。
また、バーゼル交響楽団のインターンや、ソリストとしての演奏も許可されています。このオーディションを受け、大きなチャンスを手に入れる学生たちもいますので、ぜひ挑戦してみましょう。
校風は国際的で、世界中から優秀な学生や音楽講師が集まり、音楽交換留学など、さまざまな文化交流が盛んに行なわれているのが特徴です。