Y.Y.さん／ウィーン冬期音楽講習会

Y.Yです。東京音楽大学3年、ヴァイオリン専攻です。

どちらも初めてです。

海外の先生の講習会を受けてみたいと思ったのももちろんですし、講習会が年末年始にあるということで、その町の雰囲気を見てみたりとか、ニューイヤーコンサートもいっぱいあると思ったので、行ってみたいなと思って参加しました。

10人ぐらいだったと思います。高校生から大人の方までいろんな方がいらっしゃました。

4回の個人レッスンがあって、その他にクラスコンサートと最終コンサートがありました。

ベテランな方ですが、すごく親しみやすくて、穏やかで、技術的なことだけじゃなくて、演奏する上での心持ちみたいなことも教えていただきました。

すごく親切にしていただいて、わからないことを質問した時にも、丁寧に答えてくださいました。

技術的なこともたくさん教わったんですけど、1番印象に残っているのは、1つ1つの音を楽しむっていうことです。テクニックだけに目を向けるのではなくて、その音楽を楽しんで演奏するっていうことが大切と言っていただいて、帰国してからも、人前で演奏する時とかに心がけるようになりました。

先生はドイツ語を話されてたんですけど、私はわからないので、ピアノの方が通訳してくださいました。

他の受講生の方の演奏も、期間中でたくさん色んなものを吸収されたんだなということがわかりました。すごく皆さん楽しそうというか。 私自身も色々なことを思い出しながら演奏できたので、すごく充実していたなと思います。

あらかじめ予約していただいていた練習室があったので、そこまで電車で移動して、 1日2時間、朝から練習しました。

1本で簡単に行けたので、すごくわかりやすくて良かったです。

自主練習と、あとはオプションで申し込みをしたコンサート鑑賞と、その他にも自分で予約したコンサートに行ってました。

初めての海外だったので緊張してたんですけど、みなさんすごく親切にしてくださって、特に危険を感じることもなく過ごせたかなと思います。

シェーンブルン宮殿に1日空いた日に行って、 割と遠かったんですけど、行ってよかったなって思いました！

ドナウワルツァーというホテルに泊まったんですけど、スタッフの方々もすごい親切で、お部屋も綺麗で、すごく居心地が良かったです。

空調も暖房がしっかりついたので、寒さも感じることなく快適に過ごせました。

電車で移動しました。1回だけ乗り換えがありました。

他の受講生の方とレッスン終わりに近くのカフェに寄ったりとか、 あとはレッスン前に町の小さなお店でテイクアウトして軽く買って食べたりしました。

お昼だけでも2000円ぐらいは多分かかってたんじゃないかなと思います。

言葉ですね…！英語もほとんどままならない状態で行ったので、おっしゃってることはなんとなくわかるんですけど、自分から返せないっていうのが、ちょっと困りました。

やっぱり日本にいる時には感じられない町並みもそうですし、音楽の本場の地で、 どのように音楽が生活の中にあるのかを感じられたのは良かったなと思います。

空き時間とかも結構1人で行動することも多かったので、わからないことがあった時に自分で色々調べて、考えて行動するっていう力は身についたかなと思います。

言葉が非常に大事だなと思いました。今は翻訳アプリとかもありますけど、とっさに何か言われた時に準備できないとかもあると思うので、 難しいことは言えなくても、基本的な日常会話はある程度喋れるようになっていると楽かなとは思います。

とりあえずあと1年大学生活が残っているので、今回学んだことを自分の中に落とし込んでいきながら、今後どうやって音楽と付き合っていくかを見つけていけたらなと思っています。