■一般情報■
このコースは10年以上にわたって音楽部門でハイレベルで専門的な教育をおこない音楽家の育成に努めてきました。原則的には1ヶ月に1回、学校内のサロ ン、もしくはフィレンツェ市内の歴史的、文化的にも重要な会場を使ってコンサートを企画しており演奏の機会もある非常に納得のコースです。レッスンはプラ イベートレッスンとなり、1週間のレッスン数を受講者に選択していただきます。レッスンは異なるレッスンを受講しても同じレッスンを受講しても結構です。 詳細は下記、各コース別内容を参照してください。【オススメ情報】
器楽・声楽レッスンでは時期により、教会や学校、その他の施設で、演奏会に参加できる可能性があります。また、学生同士で演奏会の企画を組むことも可能です。
(1)イタリア音楽史
中世から多声音楽−牧歌詩人と歌劇の起源−モンテヴェルディ−17世紀−1600年代から1700年代にかけての楽器とリュート−ヴィヴァルディとバイオ リン文化−18世紀とロッシーニ−ベルカント唱法の時代−ヴェルディ−真実主義(ヴェリズモ)のオペラ−プッチーニと20世紀−楽器の復活−現代の作曲家 −新しい音楽劇場。
(2)音楽劇用語とその歴史
牧歌詩人歌劇−モンテヴェルディ−1600年代から1700年代の喜歌劇と正歌劇−ナポリ音楽学校と新古典主義−ロッシーニ−ベッリーニ、ドニゼッティと “ベルカント”−ヴェルディ−ヴェルディと真実主義以降の歌劇−プッチーニ−プッチーニ以降のオペラと現代オペラ。
(3)声域別の歌劇の歴史
プロの評論家による、歌劇における声域別変遷(テーマは生徒が選ぶ事ができます。たとえばモンテヴェルディからプッチーニまでのソプラノの歴史‥など)
(4)オペラ台本
専門の講師とともにオペラ台本の読解と、専門用語の理解を深めます。
(5)オペラ歌手のための発声法トレーニング
音声生理学専門家による指導で、正しい呼吸法とよりよい『音』のための筋肉の使い方までを学びます。声楽を学ぶ学生から、すでにプロとして活躍している方までを対象とし、おのおののレパートリーをより完成された段階へと導きます。
(6)中世、ルネッサンス、バロックの声楽
イタリアの中世から、バロックにかけての声楽に興味のある方のためのコースです。イタリアの牧歌詩人文学に注意をおきながら授業を進めます。
(7)室内オペラ演技
ジュリオ・カッチャーニの1600年代から今日まで。
(8)ナポリ民謡
プロによるナポリ音楽の発音とテクニックの指導。
(9)器楽演奏 初心者〜上級者
ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、フルート、オーボエ、クラッシックギターなどの全器楽演奏(ピアノは(12)を参照)。初心者から、すでに十分な技術を持った方までテクニックのさらなる上達を目指します。受講可能な楽器についてはお問い合わせください。
*オルガンは不可
(10)歌手のための発声・発音法
発声を専門に教える講師が、イタリア語の一つ一つの音素の正しい発音とそれに関わる発声の強弱法について教えます。
(11)ピアノ伴奏
プロのピアノ伴奏者によるボーカルスコアの解釈について説明しながらレッスンします。
(12)ピアノ演奏 初心者〜上級者
初心者から、すでに十分な技術を持った方まで、テクニックのさらなる上達を目指します。
(13)音楽大学、音楽院入学試験準備コース
コース受講希望者は、まず受講資格テスト(イタリア語と音楽)を受けていただき、その後のオーディションでそれぞれの生徒にふさわしいレベル分けを行いま す。このコースは、イタリア国内や外国の音楽大学、音楽院入学を希望する生徒のために開講され、イタリア語と音楽の授業が組み合わさった形で構成されてい ます。国際的に名声のある教授の指導により、フィレンツェ音楽院、フィエーゾレ音楽院、オジモ音楽院、ミラノ音楽院、アムステルダム音楽大学等に多くの合 格者を出しています。コースは月曜日から金曜日で全4週間(120レッスン)、内午前80レッスンはイタリア語の授業、午後40レッスンは音楽実技、理論 のレッスンがあります。