■学校一般情報■
イェール大学は、1701年にキリスト教聖職者のための学校として創立。その歴史と伝統は、神学や宗教音楽と深く関わっています。イェール大学教会音楽研究所は、ニューヨークのユニオン神学校内に1928年に設置された宗教音楽学校を母体として、1974年からイェール大学の専門大学院としてスタート。現在、学生、教授、スタッフ合わせて100名が在籍し、留学生が学生の9%を占めています。プログラムは、同じく専門大学院である、イェール音楽院(YSM)、イェール神学校(YDS)と提携。専門分野を各機関で学ぶことによって、より効果的な教育を実現しています。例えば、オルガン、合唱指揮、声楽は、イェール音楽院にて、専門的な実践教育とトレーニングを受けることができます。典礼や宗教芸術については、イェール神学校にて、アカデミックな知識を養うことが可能です。そして同研究所にて、宗教音楽学、教会音楽研究、礼拝、宗教芸術(ビジュアル・アート/文学)、典礼研究、実践神学などを学び、総合力を強化。主な学位取得コースは、MDiv(神学修士)、STM(神学修士)、MAR(宗教芸術修士)の3コースですが、イェール大学音楽院が提供する学位や資格の取得も可能です。
同研究所が主催するイベントは、年間約19,500名を動員するほどの人気があります。2011年度は、リサイタル、詩の朗読会、映画会、レクチャーなど、約40のイベントを主催。国際交流も盛んで、バッハ・コレギウム・ジャパン、ウェストミンスター合唱団、カルムス・アンサンブル・ライプツィヒなど、著名な音楽家を招待し、学生達のいい刺激となっています。また、世界ツアーを行う音楽グループや研究コースに参加すれば、さらなる視野を広げることができるでしょう。