■学校一般情報■
フェルモ音楽院は、専攻コースでの音楽教育の他にも、主催イベントにおいて定評があり、音楽院のコンサートホールでは、コンサートやセミナー等様々な音楽活動が実施されています。ピアノ、ギター、サックスなどの楽器の他、ソナタ等、音楽ジャンルをそれぞれ「旅」するという名目でのコンサートを数日かけて開催したり、クルターク・ジュルジュの「ヤテコク」をテーマに現代音楽研究室を開講。また、専攻別テーマに総合的イベントを開催しており、2007年-2008年度では、ギター専攻をテーマに、講演、マスタークラス、コンサートの形態を通し、特別に招待された講師や演奏家等が様々な角度から講演し、演奏を披露。中でもGiornate della Percussione(パーカッションデイズ)は、国際的にも打楽器の音楽家や学生から認知されています。イタリア国内及び国外から大規模にゲストや参加者を集め、コンクール、マスタークラス、コンサートが連日開催され、2008年には日本からもマリンバ奏者の神谷百子氏が参加し、講演と演奏を披露しました。このイベントはイタリアの各メディアにも注目されており、記事として取り上げられるほどの内容の濃さを誇っています。同校のアカデミック・コースは、レベルI(大学レベル)とレベルII(大学院レベル)があります。修学期間はレベルI が3年間、レベルIIが2年間。それぞれ修了時には国際的にも通用するディプロマが授与されます。レベルIIにはコラボレーション・ピアノとピアノ伴奏のコースがあり、ピアノのソロとしての演奏家とは別に、通奏低音、室内楽、声楽や器楽の伴奏、舞台芸術の伴奏などに興味のある学生にピッタリです。