■学校一般情報■
フォッジア音楽院は、創立1914年。時代に応じて音楽教育カリキュラムの見直しや、図書館、マルチメディア施設、コンサートホール等の設備を充実させています。現在、同校のアカデミックコースには、3年コース(大学レベル)と2年コース(大学院コース)の2つがあり、各ディプロマは国際的にも通用し、他校への進学や音楽家としての就職時に有効です。その他、セミナーやマスタークラス等も随時開催され、例として、2008年はオスカー・ギリアのギター、2007年はエンリコ・ディンドのチェロ、ボブ・ミンツァー&ジョバンニ・マッツァリーノのジャズクラス、2006年はマッシモ・クワルタのヴァイオリン、リノ・ヴェルニッツィのファゴットといった、いろいろなジャンルのスーパーレッスンを開講。また、オーケストラでは、2008年には「セビリアの理髪師」、2007年にはソソリスト&オケ、室内楽、交響楽、オペラなど、さまざまな形態を取り上げるなど、一歩進んだ実践的なクラスが人気を呼んでいます。音楽活動としては、主に地元フォッジアを拠点としてコンサートなどの活動をしています。1992年にフォッジア音楽院オーケストラを結成。同校の教師陣によって厳しい入団オーディションが行われ、慎重に選考された卒業生で構成されており、レパートリーはバロックから現代まで幅広く、プロとしての技術の高さを誇っています。もちろんオペラ公演や単独楽器でのコンサートも実施。クリスマスコンサートなど定例化しているものもあり、音楽院内のみならず、フォッジア市民に愛されています。プロとして音楽活動で活躍する卒業生を目の当たりにし、目標を身近に感じることで、学生の意識も高まっています。