■学校一般情報■
ジェノヴァ音楽院の前身は、1830年に設立された無料の公立声楽学校で、1904年からは“ニコロ・パガニーニ”の名を冠し、1967年に国立音楽院となり、1972年には現在の住所に移転。設立以来、過去最高となる600名という学生の受け入れが可能となった現在も、ますます積極的に音楽教育と音楽活動に携わっています。過去15年間、同校は、教育法や芸術活動およびリサーチ等の活動を、ジェノヴァ大学、アカデミア・リグスティカ美術学校、カルロ・フェリーチェ歌劇場財団、コンサート協会、その他多くの公的機関や音楽・科学・文化協会と共同で運営。地元およびイタリア国内間での文化交流を発展させて来た事で、よりスケールの大きな教育が可能となり、1980年以後はイタリア国外(特に地中海沿岸国)との合同プロジェクト(1994年に実施された「映画の中の音楽」等)を実施しています。その他にも、オーケストラやオペラ公演をはじめ、メディアや他組織による音楽フェスティバルなどに参加。イタリア国内での大規模な音楽イベントにも参加することもあり、学生は成果を発揮する機会に恵まれ、練習へのモチベーションが高まるような配慮をしています。また、ジェノヴァ音楽院の留学生比率は5.7%となっており、これはイタリアの最高音楽教育機関(大学、音楽院、アカデミー)中、最高のレートとなっているほど、留学生の受入れも積極的です。同校のコースには、大学レベルの3年コース(レベルI)、大学院レベルの2年コース(レベルII)があり、レベルI 及び IIを修了すると発行されるディプロマは、イタリア及び国際的にも認められているものです。その他、トピックをしぼったセミナーも随時開講されています。