■学校一般情報■
2007年に創立150周年を迎えたシュトゥットガルト音楽大学(シュトゥットガルト音楽演劇大学)は、ドイツで最も古い音楽大学の一つです。第二次世界大戦で大きなダメージを受けましたが、戦後わずか数年で再建。学生数も大幅に回復するなど、見事な復活を遂げました。近年には、ボローニャ協定による教育改革に従って、従来のディプロマ制から新しい学位制度に転換し、グローバル化に対応。歴史と伝統を保ちながら、現代に適応した校風が特徴です。現在、世界40カ国から集まった約800名の学生が在籍。イギリスの著名な建築家ジェームズ・スターリングとマイケル・ウィルフォードによってデザインされた、美しくモダンな校舎は、学生達や地域の人々から人気を集めています。教育プログラムは、器楽、声楽、作曲、音楽理論、指揮、ジャズ、ポピュラー音楽、小学校音楽教育において、学士の学位取得コースを提供。修士取得コースには、器楽、声楽、歌曲、オペラ、古楽、オルガン即興、指揮、ジャズ、室内楽(ピアノ室内楽含む)、音楽教育、コンテンポラリー、音楽学、コレペティション、音楽理論、作曲の専攻があります。また、教会音楽では独立した学士・修士コースが用意されています。音楽学と音楽教育学においては、博士の取得も可能です。その他、学校教員養成コース(クラシック/ジャズ/ポピュラー)や、演奏家のためのハイレベルなディプロマ取得コース(コンツェルトエグザム)があります。さらにオプションとして、コンテンポラリー、電子音楽、古楽、器楽教育などのスタジオ学習を用意。また、演奏技術を磨くための、オーケストラ、合唱団、室内楽、ジャズクルー、ビッグバンド、各種アンサンブルなど、多彩な音楽グループが所属し、年間350もの豊富な音楽イベントに恵まれています。
このように、州立大学に相応しく、芸術文化を発信し続けるシュトゥットガルト音楽大学。周辺地域において、重要なポジションを担う同校で学べば、社会性も身に付けることができるでしょう。