■学校一般情報■
アントワープ王立音楽院は、ベルギーの大御所ペーテル・ブノワ(作曲)により1898年に創立。以来100年以上、優秀な音楽家を輩出し続けています。アントワープ音楽院の多くの卒業生は、フランダース地方だけでなく国際的にも、大きな音楽的貢献をもたらしました。アンドレ・クリュイタンス(指揮)、ポール・ジルソン(作曲)など、名だたる音楽家の出身校としても有名です。1993年にはクラシックに加え、ジャズ&ポピュラー音楽コースを設置。ベルギーとオランダにある音楽院の中では唯一、常設の交響楽団を有していることでも知られています。講師には、世界的に有名なアーティストや教育者が名を連ね、日々、学生たちにきめこまかい個人レッスンを行っています。アントワープ王立音楽院では、年間を通じて学生によるコンサートや音楽プロジェクトが、数多く開催されています。これらの活動は学内だけにとどまりません。ジャズ&ポピュラー音楽専攻の学生は、アントワープ市内にあるカフェ・ホッパーにてライブを行うなど、地域コミュニティでも活発に活動しています。これらの活動から、学生たちは音楽家として自立し、プロのミュージシャンになるための経験を積んで行くことが出来ます。
教育プログラムは、学士、修士、ポストグラデュエートの3課程を提供。学士コースは、器楽、声楽、音楽理論(和声&対位法)、ジャズ&ポピュラー音楽の専攻が可能です。修士コースでは、指揮、作曲、音楽教育が加わります。
修士取得後はポストグラデュエート・コースにて、さらに専門的に、コンサート・ソリスト(器楽、声楽)、作曲、ピアノ伴奏、室内楽、オーケストラを学ぶことができます。もちろん、これには長い時間とたゆみない努力が必要です。しかし、将来の職業に直結した準備段階として、学生たちの良い訓練となり、また確実に実力を養います。さらに、アントワープ大学との提携により、博士を取得することも可能です。