■学校一般情報■
アヌシー地方音楽院は、2004年に国立地方音楽院(CRR)に認定されました。校舎は、18世紀に司教館として建てられた美しい建物で、2002年に内部の改装が修了。快適に練習できる環境が整いました。幼児対象を除き、コースは大きく分けて3つの課程から成ります。小学生以上対象・入門レベルの第一課程、中学生以上対象・基礎レベルの第二課程、高校生以上対象の第三課程です。第三課程では、1年目に修了証明書(CFEM:音楽研究資格免状)か卒業ディプロマ(DEM:音楽研究資格)、つまりアマチュアかプロかの進路選択をします。
2010年からは、国家職業指導資格(DNOP)を取得するプロ養成課程(CEPI)が加わる予定です。ディプロマがより国際的に通用する基準を満たすようになります。高等音楽院への進学や、海外の音楽大学への留学、就職にも有効となるでしょう。
専攻には、声楽、管楽器、弦楽器、ギター、ハープ、セルティック・ハープ、ピアノ、打楽器、オルガン、チェンバロ、古楽器などがあります。関連科目も、ソルフェージュ、通奏低音、伴奏、初見演奏、楽曲分析、映画音楽分析、音楽史、エクリチュール、作曲、オーケストレーション、録音技術、音楽情報処理など。アンサンブルは、レベル別オーケストラ、オーケストラ指揮、合唱指揮、合唱、合奏、ギター、管楽器、打楽器、室内楽、ルネサンス、バロックなど、多彩です。また、シャンソン、ロック&レゲエ・ヴォーカル、ビッグ・バンド・ヴォーカル、ジャズ(ヴォーカル、ピアノ、金管楽器、ギター、ウッドベース、ベース、エレキギター、ドラムス、グループ)、ビッグ・バンドなどのコンテンポラリーも充実。そして、聴力トレーニング、ジャズ史、現代音楽史、バトゥカーダ、音楽情報処理、シャンソン・エクリチュール、ギター伴奏、アレンジメント、音響技術など、個性的なクラスも豊富に揃っています。