■学校一般情報■
ヤナーチェク音楽アカデミーは1947年に創立。チェコでは、1960年代から1980年代までの長い間、第二次世界大戦、ナチス政権、また、コミュニストの時代を迎え、芸術活動の全てが抑圧されてしまいました。そのため、実際にヤナーチェク音楽アカデミーが精力的に音楽教育活動を始めたのは、1989年からでした。この1989年以降、施設は改築され、多くの優秀な講師達が呼び戻されただけでなく、若く才能のある講師が、スタッフとして加えられました。また、新しい研究分野を開拓し、海外の音楽教育機関と交流するようになりました。この結果、アカデミーは驚くほどのスピードとエネルギーで、名門音楽学校として復活を果たしました。現在、音楽部門とダンス部門合わせて約500名の学生が在籍。66名の留学生が学んでいます。教育プログラムは、大学課程では、作曲、オーケストラ指揮、合唱指揮、教会音楽、音楽マネジメント、オペラ監督、声楽、そして器楽演奏(チェンバロ、ピアノ、バスーン、フルート、オーボエ、クラリネット、トロンボーン、フレンチホルン、トランペット、オルガン、ヴァイオリン、コントラバス、ヴィオラ、チェロ、打楽器)とバラエティーに富んだ3年制の学士取得コースを提供。学士コースのうち教会音楽以外の専攻には、更に2年間の修士取得コースを提供しています。また、演奏・演奏理論、作曲・作曲理論など、3年間の専門学の博士号取得コースもあります。全授業はチェコ語で行われていますが、留学生のために、英語とドイツ語でも授業が行われるなどの配慮がなされています。42校にも渡る諸外国の有名音楽学校や、22大学と提携しているのも魅力的です。