■学校一般情報■
「ジュネーヴに音楽文化を広めるには質の高い音楽教育が必要」と考えた、音楽愛好家のフランソワ・バルトロニが出資し、ジュネーヴ音楽院は1835年9月、ジュネーヴ初の音楽学校として創立しました。1800年代後半に学生数が増え、1900年には一流音楽家を講師に迎え、レッスンを開始しました。以来、今日にいたるまで、同校の音楽水準の高さは、講師を務める世界のトップ・アーティストたちによって支えられていると言えるでしょう。教育機関としての組織再編成によって、現在は音楽学校、高等音楽院、高等専門学校のセクションに分割。ジュネーヴ音楽学校協会とのネットワークや、組織変更以前の目標と責務は維持されたままです。加えて、ジュネーヴ高等音楽院と同じ講師による指導が受けられるのも魅力のひとつ。日本人講師も数名在籍しています。
また高等専門学校への入学など、さらに上を目指す学生のために、オリエーテーションを実施。レベルの高い、安定した若い音楽家の育成に努めています。
プログラムは2つの課程から成り、サイクル1では、実技とソルフェージュ(聴音、リズム、メロディなど)の基礎を学びます。サイクル2では、より高度な実技と音楽理論(音楽史、楽曲分析、音楽語法など)を学び、音楽修了証明書の取得を目指します。実技コースの専攻は、ピアノ、チェンバロ、オルガン、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、ギター、ハープ、リコーダー、フルート、クラリネット、バスーン、オーボエ、サックス、ホルン、トランペット、トロンボーン、チューバ・ユーフォニウム、声楽です。補足授業として、バスーン&クラリネットのためのリード作成講座、民族音楽学、古楽、即興(ジャズ・ポピュラー・最新音楽)、ピアノ即興と和声、伴奏、音楽語法と楽曲分析、ピアノ初見演奏、ドラムス、トラヴェルソなどがあります。また学生は、声楽&ピアノデュオ、合唱、古典アンサンブル、楽器アンサンブル、オーケストラ、舞台音楽などの音楽グループに参加し、演奏技術を磨いています。
※高等音楽院ではないため、この学校でビザ取得することはできません。