-まず簡単な自己紹介、現在までの略歴を教えてください。
長谷川さん:国立音楽大学を卒業後、音楽教員として8年間勤務し、ピアノ講師や演奏活動に専念したいと思い今回の留学を決めました。
-今まで講習会などに参加したことはありますか?海外に行かれたことはありますか?
長谷川さん:旅行で海外に行ったことはありましたが、講習会に参加するのは今回が初めてでした。
-この講習会に行きたいと思った理由やきっかけはなんでしょうか?
長谷川さん:実績を作り自信を付けること、技術の向上の為の2点を理由に参加を決めました。
-参加者は、どのくらいの人数がいましたか?また、どんな人が参加していましたか?
長谷川さん:パリ国際では1クラス7人程度の生徒さんがいました。現地の有名な音楽大学の生徒さんが多く参加されていました。ウィーン国際では1クラス6~9人程度で、日本人が多かったです。
-講習会はどんなスケジュールが組まれていましたか?
長谷川さん:パリ国際では8日中6日間レッスンで、1レッスン90分してくれました。とても熱心な先生でした。ウィーン国際では1レッスン60分のレッスンが4回ありました。初日の時点で既に予定が組まれていたのでスケジュールが組みやすかったです。
-先生はどんな人でしたか?
長谷川さん:パリ国際でのパスカル・ゴダール先生は現役で活躍されている先生で熱量がとてもありとても熱心に教えてくれました。ウィーン国際ではアレキサンダー・ロスラー先生に教えていただきましたが、穏やかでとても優しい先生でした。
-レッスンでは、どんなことを教わりましたか?教わったことで、印象に残っていることはありますか?
長谷川さん:共通してコントラストがはっきりとしていたと感じていました。弾き方も日本よりも派手な印象でした。
-レッスンは何語で受けましたか?
長谷川さん:パリ国際ではフランス語、ウィーン国際ではドイツ語でした。どちらも通訳さんをお願いしていましたが、英語で先生と直接会話したこともあります。
-レッスンの最後には、コンサートや閉会セレモニーなどがありましたか?
長谷川さん:パリ国際では各クラス始まりは顔合わせして、終わりは先生含めクラスみんなでランチして解散でした。ウィーン国際ではオープニングの演奏会があり、最後の受講者コンサートの終わりに主催者の方からの挨拶がありました。
-講習会中に、人前で演奏する機会(コンサートやコンクールなど)はありましたか?
長谷川さん:パリ国際では最終日にクラス発表会がありました。ウィーン国際では1クラス2名、選抜された人が出演できるコンクールがありました。コンクールに出演しない人が演奏できるコンサートもありました。
-練習はどこでしたのですか?どのくらい練習出来ましたか?
長谷川さん:パリ国際ではフラットシェア先で10:00~19:00までは使っていいと言われたものの、気を使う部分もあったので、講習会場の練習室で練習しました。基本は2時間でしたが、混んでない時は1日中使わせてもらえました。ウィーン国際ではホテルの練習室で1日1時間練習できました。
-レッスン以外の時間は何をしていましたか?
長谷川さん:OFFの日に主要地を観光していました。
-宿泊先はどこに泊まりましたか?どうでしたか?
長谷川さん:パリではフラットシェア先に宿泊し、ウィーンではホテルに宿泊しました。
-宿泊先の設備はいかがでしたか?(部屋人数、空調、トイレ・風呂、洗濯方法、TVなど)
長谷川さん:パリのフラットシェア先は一人部屋で、台所も自由に使えました。冷蔵庫も私用に用意してくれてホストの方がとても良くしてくれました。ウィーンのホテルはテレビなどはなく、ベッドとシャワーと必要最低限のものが揃っている感じです。水道から茶色い水が出てきたこともありましたが、清掃も毎日してくれていたので困ることもなかったです。
-街のようすはいかがでしたか?(治安、人々の様子、外観など)
長谷川さん:パリでのフラットシェア先は郊外だったので、夜はあまり出歩かないようにしました。やはりスリは多いようで、通訳さんやホストからも気を付けてと言われました。フランスでは英語が通じないことが多かったです。ウィーンはフランスに比べて治安はとてもいいと感じました。
-お食事は何を食べましたか?外食は1食何円ぐらいですか?
長谷川さん:パリでは宿泊先や講習会場の近くにスーパーがあったので、買い物してサンドウィッチ作って食べたりしました。ウィーンではホテルの朝食が毎日同じでしたが、種類は沢山ありました。夜は友達と飲みに行ったり、スーパーで買い物したりしていました。外食するとなると1回25ユーロぐらいかかりました。
-海外の人達とうまく付き合うコツはありましたか?
長谷川さん:自分から積極的に挨拶や話しかけること!です。
-今回講習会に参加して良かったと思える瞬間はありましたか?
長谷川さん:実際に間近で先生のレッスンを受けて、同じ楽器を弾いているのにこんなに違うのかと実感できた瞬間。また、ウィーンでのコンクールでは1位をいただき、日本でも頑張らなきゃいけないなという気持ちになれたこと。
-留学して、何か自分が成長したなと思う事はありますか?
長谷川さん:海外で色々分からず怖い思いをした中で一人で乗り越えられたので、日本だったらなんでもできる!という気持ちになり、自分から行動を起こしていこうという気持ちになったこと。
-日本と留学先で大きく違う点を教えてください。
長谷川さん:食事ですね。パンが好きではなく。お米も売っているのですが、タイ米だし、日本食レストランも高かったので、食事の面ではナイーブになることがありました。あとは交通機関は切符なくても乗車できてしまうシステムだったり、時間も含めて日本と比べて緩いですね。
-今後留学する人にアドバイスしておきたいことなどありますか?
長谷川さん:挨拶やちょっとした単語程度は知ってから渡航したほうがいいです。
-今後の活動は?進路などありましたら教えてください。
長谷川さん:地元のコンサートにちらほら出演する予定です。将来はピアノ教室を開きたいなと考えています。
-ご協力ありがとうございました。