M.Kさん/ルツェルン音楽祭アカデミー

M.Kさん/ルツェルン音楽祭アカデミー

-まず簡単な自己紹介、現在までの略歴を教えてください。
M.Kさん:ピアノ講師をしている母に薦められ五歳の時にヴァイオリンを始めました。桐朋学園の子供の為の音楽教室に入室して音楽の基礎を学び、高校大学と桐朋学園に進学しました。
-今まで講習会などに参加したことはありますか?海外に行かれたことはありますか?
M.Kさん:今までにもいくつか海外の講習会には参加したことはありますがスイスでの講習会は初めてでした。
-この講習会に行きたいと思った理由やきっかけはなんでしょうか?
M.Kさん:現代音楽に特化した音楽祭というのは中々数もありませんし、その中でもじっくり二週間コーチング付でコンテンポラリーオーケストラレパートリーを学べるというのが魅力的でした。また講習期間中の生活費や現地までの飛行機や電車も全額主催者側が支給してくれるというのも大きな理由です。
-参加者は、どのくらいの人数がいましたか?また、どんな人が参加していましたか?
M.Kさん:世界中から100人程選ばれていました。年齢層も幅広く学生からプロオケで働いている参加者も数多くいました。
-講習会はどんなスケジュールが組まれていましたか?
M.Kさん:二週間ほぼ毎日コーチングやリハーサルがありました。オーケストラトレーニングなので個人レッスンはありませでした。
-先生はどんな人でしたか?スタッフはどんな人でしたか?何名くらい居ましたか?
M.Kさん:今年はJack QuartetのChristpher OttoとAustin Wulimanがヴァイオリンのコーチングを担当してくれた他、指揮者はDavid Fulmar、Ruth Reinhardt、Sir George Benjaminがいました。
事務スタッフは4人程でしたが皆とてもレスポンスが早く優しかったです。
-レッスンでは、どんなことを教わりましたか?教わったことで、印象に残っていることはありますか?
M.Kさん:現代音楽ならではの特殊奏法のコツや複雑なリズムをいかに正確に細分化するのか等全て新鮮な体験でした。作曲者もリハーサルに参加して、どういったコンセプトで曲を作ったのか、どういう風に弾いてほしいのか等直接お話が聞けたのは印象深いです。
-レッスンは何語で受けましたか?
M.Kさん:英語でした。
-レッスンの最後には、コンサートや閉会セレモニーなどがありましたか?
M.Kさん:今回は二週間の間に4回ほどコンサートで演奏しました。閉会セレモニーはありませんでしたが、最後のコンサート後に立食形式の簡単なパーティがありました。
-講習会中に、人前で演奏する機会(コンサートやコンクールなど)はありましたか?
M.Kさん:私は弾きませんでしたが、メイン会場の裏手にあるバーで自由参加型の野外演奏の場も設けられていました。
-練習はどこでしたのですか?どのくらい練習出来ましたか?
M.Kさん:地元のコンセルバトワール三校の練習室を自由に使えた他にもホームステイ先でも練習できました。朝から夜までリハーサルの合間をぬって練習しました。
-レッスン以外の時間は何をしていましたか?
M.Kさん:練習したり美術館や観光スポットを巡ったりしました。
-街のようすはいかがでしたか?(治安、人々の様子、外観など)
M.Kさん:湖が多くてどこを見ても絵になる景色でした。治安もよく英語も問題なく通じました。
-どこか遊びに行ったところはありますか?
M.Kさん:メイン会場付近の湖まで泳ぎにいったり、ショッピングセンターでウィンドウショッピングを楽しみました。
-宿泊先はどこに泊まりましたか?対応はどうでしたか?
M.Kさん:ホームステイでした。ベッドルーム一部屋を個人で使えてバスルームとキッチンは共用でした。
-宿泊先の設備はいかがでしたか?(部屋人数、空調、トイレ・風呂、洗濯方法、TVなど)
M.Kさん:とても清潔なホストマザーだったので不備なくとてもキレイでした。エコ思考の方で空調システムやテレビは置いていませんでした。
-宿泊先と講習会場はどのように移動しましたか?
M.Kさん:シティパスを主催者側が参加者全員に配ってくれたので自由にバスや電車に乗って移動できました。
-ごはんは何を食べましたか?お口には合いましたか?外食は1食何円ぐらいでしたか?
M.Kさん:主にサンドイッチやサラダを食べました。スイスはレストランで食事すると高いですし量もとても多いのでテイクアウトを主に利用していました。サンドイッチ一個でだいたい5フラン前後でした。何を食べても美味しくて特にチョコは最高でした。
-海外の人達とうまく付き合うコツはありましたか?
M.Kさん:皆とてもフレンドリーだったので特にコツはなかったかなと思います。
-留学中に、困ったことなどはありますか?
M.Kさん:楽しい事だらけでありませんでした。
-今回講習会に参加して良かったと思える瞬間はありましたか?
M.Kさん:毎日とても充実していたので最後のコンサート後にまた来たいなあと既に名残惜しく感じました。あとベルリンフィル、コパチンスカヤ、カバコス、ツィマーマン等世界的に有名な演奏家
達の生演奏を聴けたのは大満足です。
-留学して、何か自分が変わったなとか成長したなと思う事はありますか?
M.Kさん:世界中の意欲ある仲間と交流できて、いくつになっても意識を高く、上を目指し続ける大切さを学べました。
-日本と留学先で大きく違う点を教えてください。
M.Kさん:コーチと生徒が対等でリハーサル中も自由に質問したり発言できたりというのは新鮮でした。全員がプロとしての意識を高く持っているのも新鮮な事でした。
-今後留学する人にアドバイスしておきたいことなどありますか?
M.Kさん:最初の一歩は何でも難しいものですが必ずそれに見合う何かを得られるので機会があれば積極的に行ってみてください。
-留学前にしっかりやっておいた方がいい事は何かありますか?
M.Kさん:下調べは大事ですし早目早目に動いた方が安心です。
-今後の活動は?進路などありましたら教えてください。
M.Kさん:帰国して演奏活動の他レッスンをしたりしています。
-ご協力ありがとうございます。
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